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一社十色・十社一色で熾烈な競争に対応高名な創業者も率先して掃除し、改革を進める時代Gレストランに対する批判にも賞賛にも誤解があるダイナミックに変貌しているという点でファミリーレストランも変わらない。
たとえ、業態を変えなくても出店戦略や情報システム、物流システム、食材の鮮度、メニュー構成などなんらかの形でイノベーションを図っている。
ファミリーレストランとして一番大きく変貌しているのはSだ。
低価格業態のGレストランを開発したのである。
91年から実験を始め93年から本格的にチェーン展開している。
オープン当初、大々的に注目されたが、いまでは失敗だったというのが定説になっている。
本当にそうだろうか。
オープン当初、賞賛された時も、現在、失敗だったと決めつけられている時も、どちらの時点においても誤解がある。
Gレストランの実験が始まったのは、まだバブルが崩壊していなかった時である。
この点は重要だ。
Sの本部は明確な時代認識に基づいてGレストランを出店した。
これはなぜなのか。
一人十色のニーズと十人一色のニーズの共存によって消費は二極化していく。
極端なくらい二極化してゆく。
二極化という傾向そのものは東京オリンピック後あたりから始まっている。
それはピンからキリまでの二極化だ。
ところが、いまは、ピンはピンで二極化し、キリはキリで二極化している。
ファミリーレストランでいえばキリのほうのポピュラープライスの二極化である。
800円くらいから1300円くらいの客単価をさす。
別な言い方をすれば機能的に食事をするもう一方で、ファミリーレストランが家族のハレの場でなくなっている。
しかも、単に日常化しているだけではない。
家庭内で大きな変動がおこっている。
家庭内独身生活者が増え、彼らは家庭の枠にとらわれず、家庭内独身者同士で、目的に応じグループをつくって日常生活を送っている。
あるいは独りで行動する。
つまり、目的別・動機別で行動することが多くなっている。
従来、ファミリーレストランは特定の客層を設定し、それに合う店舗、立地、商品、価格を開発、設定してきた。
しかし、これからは目的別・動機別で対応していく必要がある。
たとえば、レンタカーを想定してほしい。
恋人とのデート用レンタカーチェーンとか山登り用専門チェーンとかファミリー旅行専用とかいろいろでき、目的に応じてレンタカーチェーンや車種、色を選べたらどんなにいいだろう。
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